イスラエル軍はヒムス県クサイル市近郊をドローンで攻撃するとともに、首都ダマスカスの防空部隊陣地などを爆撃(2024年2月29日)

ヒムス県では、シャームFM(2月29日付)、スプートニク・アラビア語版(2月29日付)、シリア人権監視団によると、クサイル市近郊のナフリーヤ村で、イスラエル軍の無人航空機(ドローン)1機がレバノンのヒズブッラーの車輛1輌を狙って攻撃を行い、激しい爆発が発生、1人が死亡、2人が負傷した。

ナハールネット(2月29日付)は、親ヒズブッラーの戦闘員2人が死亡したと伝えた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス県でのドローンによる攻撃の直後、イスラエル軍がドゥンマル区にあるシリア軍防空部隊の陣地1ヵ所とレーダー・サイト1ヵ所を3発のミサイルで爆撃、シリア軍防空部隊が迎撃したものの、ミサイルは標的に着弾した。

AFP, February 29, 2024、ANHA, February 29, 2024、‘Inab Baladi, February 29, 2024、Naharnet, February 29, 2024、Reuters, February 29, 2024、SANA, February 29, 2024、Sham FM, February 29, 2024、SOHR, February 29, 2024、Sputnik Arabic, February 29, 2024などをもとに作成。

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