シリア軍がハマー県で自爆型ドローンによる攻撃を実施、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・イスラームのメンバー1人と外国人戦闘員1人を殺害(2024年4月5日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村近郊で、軍用車輛1台を自爆型無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・イスラームのメンバー1人と外国人戦闘員1人を殺害した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるワサータ村、カスル村一帯を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、県西部の第46中隊基地一帯でシリア軍の自爆型無人航空機(ドローン)1機を撃墜した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村の丘陵地帯を砲撃した。

AFP, April 5, 2024、ANHA, April 5, 2024、‘Inab Baladi, April 5, 2024、Reuters, April 5, 2024、SANA, April 5, 2024、SOHR, April 5, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.