スワイダー市での抗議デモを主導していた山地(ジャバル)旅団のマルハジュ・ジュルマーニー司令官が暗殺される(2024年7月17日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(7月17日付)、スワイダー24(7月17日付)によると、山地(ジャバル)旅団の司令官のマルハジュ・ジュルマーニー氏がスワイダー市の自宅で頭を何者かによって銃で撃たれて死亡した。

ジュルマーニー氏は、2011年から2013年にかけて親政権民兵(国防隊)の司令官を務め、その後、ジャバル・アラブ地方で「土地と名誉の保護」をスローガンとする「尊厳の男たち運動」の結成に参加、麻薬商人のラージー・ファルフート氏ら、レバノンのヒズブッラーや治安機関の協力者の暗殺などに関与してきた。

2023年半ばにスワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で始まった反体制デモの首謀者の1人と目されている。

ジュルマーニー氏の暗殺を受けて、サイル広場では、活動家らが集まり、「英雄よ、あなたの魂に慈悲を」などと書かれた紙を掲げて、冥福を祈るとともに、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えて抗議デモを行った。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024、Suwayda 24, July 17, 2024などをもとに作成。

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