アレッポ県北部でトルコ軍、シリア国民軍とシリア軍、シリア民主軍が砲撃戦:ハサカ県ではシリア民主軍の攻撃でシリア国民軍スルターン・ムラード師団のメンバー3人死亡(2024年7月17日)

アレッポ県では、ANHA(7月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市郊外にある農業用空港、ハラービシー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア国民軍と、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、シリア軍が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内の拠点都市の一つアアザーズ市に近いマルアナーズ村、カフルハーシル村一帯で砲撃戦を行った。

シリア軍はまた、カッバーシーン村を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の支配下にあるムシュイーファ村(アブー・ラースィーン(ザルカーン)町西)で、シリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の部隊が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会の攻撃を受け、3人が死亡、5人が負傷した。

攻撃は、シリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配地域を砲撃したことへの報復。

AFP, July 17, 2024、ANHA, July 17, 2024、‘Inab Baladi, July 17, 2024、Reuters, July 17, 2024、SANA, July 17, 2024、SOHR, July 17, 2024などをもとに作成。

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