イドリブ県とラタキア県で新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードと「決戦」作戦司令室がシリア軍将兵3人を殺害(2024年8月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のダイル・サンバル村一帯を砲撃し、男性1人と女児1人が負傷した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるハントゥーティーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードがハザーリーン村近郊で、シリア軍兵士2人を狙撃し、殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が県北部でシリア軍士官(少尉)1人を狙撃し、殺害した。

AFP, August 3, 2024、ANHA, August 3, 2024、‘Inab Baladi, August 3, 2024、Reuters, August 3, 2024、SANA, August 3, 2024、SOHR, August 3, 2024などをもとに作成。

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