ロシア軍との会談で、シリア民主軍は、シリア政府の支配下にあるハサカ市とカーミシュリー市の治安厳戒地区への封鎖を1週間ぶりに解除(2024年8月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団、マヤーディーン・チャンネル(8月13日付)、『ワタン』(8月13日付)などによると、ダイル・ザウル県各所でのシリア軍、国防隊、地元武装集団(部族軍)と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘激化を受けて、7日から続けたれていたシリア民主軍と北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)によるハサカ市とカーミシュリー市の治安外科医地区封鎖が1週間ぶりに解除され、食料な水などの供給が再開した。

封鎖解除は、カーミシュリー国際空港でのロシア軍使節団とシリア民主軍の代表による会合で、ロシア側が「親イランの地元武装集団」の攻撃を停止させ、同武装集団とシリア軍第4師団の部隊を戦闘地域から撤退させ、その代わりに共和国護衛隊の部隊を兵力引き離しのために展開させることを約束したのを受けたもの。

会合では、また、シリア軍側、シリア民主軍側が捕捉した捕虜の交換についても合意され、アカイダート部族の族長の1人であるイブラーヒーム・ハフル氏が率いる部族軍が捕捉したシリア民主軍の兵士と、シリア民主軍がハサカ市とカーミシュリー市で拘束したシリア軍の将兵20人が釈放される見込み。

AFP, August 13, 2024、ANHA, August 13, 2024、‘Inab Baladi, August 13, 2024、Qanat al-Mayadin, August 13, 2024、Reuters, August 13, 2024、SANA, August 13, 2024、SOHR, August 13, 2024、al-Watan, August 13, 2024などをもとに作成。

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