ANHAなどは、ロイター通信が2人の治安関係者の話として、ヒムス県のタンフ国境通行所に設置していている米主導の有志連合の基地から米軍部隊がヨルダンに撤退したと報じていると伝えた。
シリア人権監視団によると、有志連合の部隊は同基地から完全に撤退、施設はアフマド・シャルア移行期政権の国防省に引き渡された。
基地および周辺地域には、フサイン・アブドゥッラー・ウバイド(アブー・スハイブ)准将が司令官を務める第54師団(あるいは第25師団、ハマー師団)が展開、軍事拠点を設置し厳重な治安措置を講じた。
なお、シリア人権監視団によると、有志連合はシャルア移行期政権の北東部への進攻を受けるかたちで、ハサカ県のシャッダーディー市、ハサカ市グワイラーン地区、ワズィール休憩所に設置していた基地からも撤退していた。
タンフ国境通行所の基地からの撤退により、シリア領内の有志連合の基地は、ハサカ県のルマイラーン市近郊のハッラーブ・ジール村の基地、カスラク村の基地のみとなった。
タンフ国境通行所の基地からの撤退は、2月2日から段階的に行われ、11日に完了した。
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シリア人権監視団によると、有志連合はハサカ市(スィナーア刑務所)に収容していたイスラーム国の構成員をバスでイラクに移送した。
バスの車列は、装甲車輛の護衛を受け、上空では戦闘機が警戒にあたった。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県上空を有志連合所属の無人航空機が飛行するのが確認された。
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