米軍などによるシリア爆撃:アイン・アラブ一帯への爆撃を継続(2014年10月27日)

米中央軍によると、米国など有志連合は、アイン・アラブ市近郊に4回にわたって空爆を行い、ダーイシュ(イスラーム国)が使用していたビルを破壊した。

またARA News(10月27日付)によると、米国など有志連合はまた、ハサカ県のマグルージャ地方一帯のダーイシュ拠点を空爆したほか、シャッダーディー市一帯で偵察飛行を行ったという。

さらにARA News(10月28日付)によると、米軍の無人偵察機と思われる航空機が、アレッポ県アフリーン市郊外上空を約5時間にわたって低空で飛行、偵察活動を行った。

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イラクとシリアでダーイシュ(イスラーム国)殲滅に向けた有志連合を指揮するジョン・アレン退役大将は、クウェートでの有志連合国会合で、インターネットを通じたダーイシュの喧伝活動に関して「イスラーム国は、若者に向けられるそのメッセージの正当性を失墜させることなく、真に敗北することはないだろう」と述べ、各国に対応を求めた。

会合には、バーレーン、英国、フランス、エジプト、イラク、ヨルダン、レバノン、オマーン、カタール、サウジアラビア、UAEの代表が出席した。

AFP(10月27日付)が伝えた。

AFP, October 27, 2014、AP, October 27, 2014、ARA News, October 27, 2014、Champress, October 27, 2014、al-Hayat, October 28, 2014、Kull-na Shuraka’, October 27, 2014、October 28, 2014、al-Mada Press, October 27, 2014、Naharnet, October 27, 2014、NNA, October 27, 2014、Reuters, October 27, 2014、SANA, October 27, 2014、UPI, October 27, 2014などをもとに作成。

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