イスラーム国をめぐる動き:ダーイシュ女性部隊30人がラッカへの米軍の空爆で死亡(2014年10月30日)

クッルナー・シュラカー(10月30日付)によると、米国など有志連合は、29日から30日にかけてラッカ市の「アレッポ州大使館」、旧検閲査察委員会ビル、旧政治治安局ビルなど、ダーイシュの主要拠点を空爆した。

同サイトによると、旧政治治安局ビルへの空爆で、ダーイシュの女性部隊「ハンサー大隊」の戦闘員30人が死亡したという。

Kull-na Shuraka', October 30, 2014

Kull-na Shuraka’, October 30, 2014

 

米中央軍によると、有志連合は、アイン・アラブ市一帯のダーイシュ(イスラーム国)に対して10回にわたって空爆を行い、拠点7カ所、施設5棟、2部隊を破壊したほか、ダイル・ザウル県のダーイシュに対して空爆を行ったという。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員約10人(先遣部隊)が国境通行所を経由してアイン・アラブ市内に入った。

同部隊は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊と合同作戦司令部を設置したという。

同市内では、人民防衛部隊とダーイシュの戦闘が続き、ダーイシュが国境通行所一帯を砲撃した。

なお市内での戦闘で、人民防衛部隊隊員30人が死亡したという。

一方、ARA News(10月31日付)によると、ユーフラテスの火山作戦司令室は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊、同女性防衛部隊、ラッカ革命家旅団、クルド人戦線旅団、自由の暁部隊は、過去24時間でダーイシュ(イスラーム国)戦闘員80人を殲滅したと発表した。

**

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(10月30日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)は、ヒムス市とタドムル市の間に位置するシリア軍のタイフール航空基地の入り口で爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行った。

また、アナトリア通信(10月30日付)によると、ダーイシュは声明を出し、シャーイル油田を「完全制圧」したと発表した。

**

ダイル・ザウル県では、Champress(10月30日付)によると、ダイル・ザウル市フジャイワト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, October 30, 2014、Anadolu Ajansı, October 30, 2014、AP, October 30, 2014、ARA News, October 30, 2014、October 31, 2014、Champress, October 30, 2014、al-Hayat, October 31, 2014、Kull-na Shuraka’, October 30, 2014、al-Mada Press, October 30, 2014、Naharnet, October 30, 2014、NNA, October 30, 2014、Reuters, October 30, 2014、SANA, October 30, 2014、UPI, October 30, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: 反体制勢力の動き, 国内の暴力, 諸外国の動き パーマリンク