TEV-DAM、シリア・クルド国民評議会、民主統一党などクルド民族主義勢力が「連邦制に基づく国家再建」の必要を確認(2015年2月13日)

民主社会運動(TEV-DAM)とシリア・クルド国民評議会は、ハサカ県カーミシュリー市で会合を開き、「シリア・ロージュアーヴァー(西)・クルディスタンにおけるクルド政治原則」案と、西クルディスタン移行期民政局を指導する民主統一党との協調に関して審議した。

会議では、シリアを「連邦制、多元的、民主的、代議制、他民族的な国家」と位置づけ、「連邦制に基づく国家再建」と「クルド人を地理的、政治的な一体性を持つ民族とみなす」必要があることを確認した。

これに関連して、シリア人権監視団は、民主社会運動(TEV-DAM)とシリア・クルド国民評議会が作成した「シリア・ロージュアーヴァー(西)・クルディスタンにおけるクルド政治原則」案の全文を公開するとともに、会合に出席した民主統一党代表のヌーリー・バリームー氏が提出した西クルディスタンの地図を公開した。

Syria Human Rights Observatory, February 13, 2015

Syria Human Rights Observatory, February 13, 2015

AFP, February 13, 2015、AP, February 13, 2015、ARA News, February 13, 2015、Champress, February 13, 2015、al-Hayat, February 14, 2015、Iraqi News, February 13, 2015、Kull-na Shuraka’, February 13, 2015、al-Mada Press, February 13, 2015、Naharnet, February 13, 2015、NNA, February 13, 2015、Reuters, February 13, 2015、SANA, February 13, 2015、UPI, February 13, 2015などをもとに作成。

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