化学兵器禁止機関(OPCW)のアフメト・ウズムジュ事務局長は、シリアでの化学兵器廃棄の進捗に関する報告書を作成、シリア国内の化学兵器および関連物質の98%が廃棄されたことを明らかにした。
報告書によると、廃棄されたのはサリン・ガス、マスタード・ガスなど毒性の高い化学兵器関連物質を含み、フィンランド、ドイツ、英国、米国などが廃棄作業にあたっている。
またシリア国内で残されている関連施設は12施設で、うち5施設の破壊は6月30日までに完了予定で、施設に保管されている関連物質の廃棄も海上で行われる、という。
ARA News(3月3日付)が伝えた。
AFP, March 3, 2015、AP, March 3, 2015、ARA News, March 3, 2015、Champress, March 3, 2015、al-Hayat, March 4, 2015、Iraqi News, March 3, 2015、Kull-na Shuraka’, March 3, 2015、al-Mada Press, March 3, 2015、Naharnet, March 3, 2015、NNA, March 3, 2015、Reuters, March 3, 2015、SANA, March 3, 2015、UPI, March 3, 2015などをもとに作成。
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