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国内の暴力
ダマスカス県では、反体制勢力筋によると、ヤルムーク区などに潜伏する反体制武装集団が軍の砲撃を受けた。
またサイフ・シャーム大隊と軍が激しく交戦し、戦闘員15人が死亡する一方、反体制武装集団がアッシュ・ウルール地区周辺を攻撃したという。
他方、SANA(3月31日付)によると、マッザ・ヴィーラート地区のアクラム・モスク近くで、反体制武装集団によって爆弾を仕掛けられた車が爆発し、1人が死亡した。
複数の消息筋によると、死亡したのは関税局のサーイル・シャイフハーニー氏。
反体制勢力筋によると、このテロで狙われていたのはシャイフハーニー氏ではなく、農業総同盟のハーリド・ハズアル総裁だったという。
またジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、SANA(3月31日付)によると、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、ダーライヤー市、ドゥーマー市郊外、アドラー市、ウタイバ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員を含む複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、SANA(3月31日付)によると、ムスリミーヤ村、アブティーン村、ダイル・ジャマール村、アルカミーヤ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またアレッポ市では、シャイフ・マクスード地区、ブスターン・バーシャー地区、シュカイイフ地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア人権監視団によると、反体制武装集団の侵攻に伴い戦闘状態に入ったアレッポ市シャイフ・マクスード地区で、住民数約世帯が避難を開始した。
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ヒムス県では、SANA(3月31日付)によると、反体制武装勢力がタッルカラフ市のブルジュ地区を襲撃し、女性や子供ら10人を惨殺した。
これに関して、シリア人権監視団は、女性8人を含む市民11人がタッルカラフ市のブルジュ地区で軍に殺害されたと反論した。
また、SANAによると、キースィーン村、タッルドゥー市、ラスタン市、タルビーサ市、ダール・カビーラ村、ガントゥー市、ダブア市、アルジューン市、バイト・ラービア市、カルヤ・ヒスン市、ヒムス市ハーリディーヤ地区、カラービース地区、バーブ・フード地区、ワーディー・サーイフ地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
さらに、タッルカラフ市郊外では、レバノンから潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。
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ダイル・ザウル県では、SANA(3月31日付)によると、県内の油田3カ所を襲撃した反体制武装集団が、略奪した石油の分配をめぐって衝突し、油田を破壊し、石油4,670バレル/日、ガス52,000立方メートル/日の損失が出た。
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イドリブ県では、SANA(3月31日付)によると、イドリブ市・サルミーン市間の街道、マアッラトミスリーン市、サルミーン市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、SANA(3月31日付)によると、カフルヌブーダ町などで軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
反体制勢力の動き
シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長はドバイ・チャンネル(3月31日付)のインタビューに応じ、「シリアへの外国の介入の目的は国の分断、革命の流産、ないしは体制救済にある」と述べ、「外国の陰謀」に警鐘をならすとともに、アサド大統領の運命を決めるのはシリア国民自身だと強調した。
しかし、諸外国に対しては、軍事介入を拒否するとしつつ、「政権のミサイルに対する防空システムを解放区に増強することなどを通じたさまざまな手段」による軍事支援を求め、外国の介入を奨励した。
諸外国の動き
『サンデー・タイムズ』(3月31日付)は、イスラエルがタルトゥース港のロシア軍の船舶の動きを監視するための機器が沖合の無人島(ニムル島)で発見されたと報じた。
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イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣は、エジプトを訪問し、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長、ムハンマド・アムル外務大臣と会談し、シリア情勢などについて協議した。
アブドゥッラフヤーン外務副大臣は、アラビー事務総長に対して、シリア政府、反体制勢力の双方に対してバランスのとれたかたちでの仲介を行うよう求め、連盟首脳会議でシリア革命反体制勢力国民連立をシリアの代表として受け入れたことを「性急な措置を我々は拒否する」と非難した。
一方、アムル外務大臣は「シリアでの流血停止のための政治的解決に向けた強力と貢献の必要」を強調した。
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ドイツ連邦情報局(BND)のゲルハルト・シンドラー長官は『ヴェルト』(3月31日付)に対して、反体制勢力において過激派は依然として少数派である、としつつアル=カーイダと関係のあるテロ組織がシリアで台頭している、と述べた。
AFP, March 31, 2013、Akhbar al-Sharq, March 31, 2013、al-Hayat, April 1, 2013, April 2, 2013、Kull-na Shuraka’, March 31, 2013、Naharnet,
March 31, 2013、Reuters, March 31, 2013、SANA, March 31, 2013、The Sunday Times, March 31, 2013、UPI, March 31, 2013、Die Welt, March 31, 2013などをもとに作成。
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