2013年3月23日のシリア情勢

国内の暴力

ダルアー県では、『ハヤート』(3月24日付)などによると、反体制武装集団がダマスカス県・ダルアー県を結ぶ国際幹線道路に近い第38防空旅団基地、ジッリーン村検問所、アラーン検問所を制圧した。

反体制活動家によると、この侵攻は、「ダルアー県解放に資する」もので、戦闘では第38旅団司令官のマフムード・ダルウィーシュ准将を殺害し、32人の逮捕者を解放したという。

またこの侵攻には、シャームの民のヌスラ戦線、ヤルムーク殉教者大隊が参加しているという。

このほか、ヒルバト・ガザーラ町に対して、軍が砲撃を加えた。

一方、クッルナー・シュラカー(3月23日付)などは、反体制武装集団がダルアー市のウマリー・モスクを完全制圧し、破壊の跡が遺るモスクの映像をユーチューブで配信したと報じた。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が制圧していたゴラン高原の兵力引き離し地帯に近い三つの村に対して、政権を支持する民兵が激しい攻撃を加え、反体制武装集団多数を殺害、三村を奪還した。

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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(3月24日付)によると、首都の楯旅団司令官のアリー・アフーフがウタイバ村での軍の攻撃によって死亡した。

一方、SANA(3月23日付)によると、ドゥーマー市、アドラー市、ウタイバ村、シャブアー町、ダーライヤー市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(3月23日付)によると、カーミシュリー市のタワーブル市場で爆発が起き、子供2人と女性1人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(3月23日付)によると、ダール・カビーラ村、ラスタン市、アーバル市、ウブーディーヤ市、ヒムス市バーブ・フード地区、カラム・シムシム地区、カラービース地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ワーディー・サーイフ地区、バーブ・スィバーア地区、クスール地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(3月23日付)によると、ナイラブ軍事基地、アリーハー市郊外、サルジャ、マジュダリヤー市、カフルルーマー村、ハーッス村、バーブーリーン市、マアッラトシャムシャ市、マアッラト・ヌウマーン市、ワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ軍事基地、ヒーシュ村、アブー・ズフール市、ジャリーン市、ハミーディーヤ市、サラーキブ市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(3月23日付)によると、ハイヤーン町、アターリブ市、マンスーラ村、ハーン・トゥーマーン村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、スッカリー地区、ブスターン・バーシャー地区、ブスターン・カスル地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(3月23日付)によると、バイト・ハリービーヤ村に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退、殲滅した。

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ハマー県では、SANA(3月23日付)によると、カフルヌブーダ町に対して軍が特殊作戦を行い、反体制武装集団の装備を破壊した。

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イスラエル軍は、ゴラン高原をパトロール中の軍の複数車輌がシリア領内からの発砲により、軽い損傷を受けた、と発表した。

イスラエル軍兵士に負傷者はなく、発砲が意図的なものかどうかは不明だという。

AFP(3月23日付)が報じた。

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『ウォール・ストリート・ジャーナル』(3月23日付)は、米高官の話として、CIAがシリアでのサラフィー主義反体制武装集団の台頭を押さえるため、シリアの一部の反体制武装集団に対して諜報面での支援などを強化していると報じた。

国内の動き(シリア政府の動き)

ダマスカス県では、旧市街のウマイヤ・モスクで、ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師と孫のアフマド氏の葬儀が行われ、サラーフッディーン・アイユービー廟の近くに埋葬された。

SANA, March 23, 2013

SANA, March 23, 2013

葬儀での礼拝の導師は、ブーティー師の息子のムハンマド・タウフィーク・ブーティー氏が務め、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣がアサド大統領の名代を務めた。

葬儀には、ウムラーン・ズウビー情報大臣、ウマル・ウースー人民議会議員、共和国ムフティー・アフマド・バドルッディーン・ハッスーン師、ギリシャ正教のルーカー・フーリー副主教、イラン・イスラーム革命防衛隊のムハンマド・アリー・タスヒーリー顧問、ヒズブッラーのムハンマド・ヤズバク政治会議議長(法務委員会委員長)、ヨルダンの代表らが参列した。

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外務在外居住者省は、シリアでの人権侵害を調査する国際調査委員会の任期を国連人権理事会が1年延長する決議を採択したことを、「シリアでのテロを支援する国々の非道徳的役割を無視したことによる」と厳しく非難し、任期延長を拒否すると発表した。

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クッルナー・シュラカー(3月23日付)は、ハサカ県カーミシュリー市とトルコのヌサイビン市を結ぶ国境通行所を越境しようとした離反兵1人を民主連合党人民防衛部隊が拘束したと報じた。

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長は、シリア革命反体制勢力国民連立によるガッサーン・ヒートゥー暫定政府首班選出に関して、「反体制勢力の合意とシリア国民の同意が前提になる」と述べ、条件付きでの支持表明をした。『ハヤート』(3月24日付)が報じた。

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『ハヤート』(3月24日付)は、カイロでシリア革命反体制勢力国民連立メンバーでアラウィー派のバッサーム・ユースフをはじめとする約100人のアラウィー派が24、25日の2日にわたって「我らはみなシリア人」大会を開くと報じた。

ユースフによると、大会では、アサド政権崩壊後のビジョンと現状に関する政治声明を採択・発表するという。

ユースフは、ロイター(3月23日付)に対して、「アラウィー派は政権が油を注いでいる宗派主義問題に対抗するよう反体制勢力に呼びかけている…。現下の体制が利用している最後の手段が内戦とシリア分割だ」と述べた。

諸外国の動き

キャサリン・アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師らが犠牲となったダマスカスでの自爆テロを厳しく非難し、すべての当時者に「政治的解決のための対話を行う」よう呼びかける声明を発表した。

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ヨルダンを訪問中のジョン・ケリー米国務長官は、ナースィル・ジャウダ外務大臣と会談し、シリア情勢について協議した。

会談後に国務省が発表した声明によると、ケリー国務長官とジャウダ外務大臣は、シリアの紛争の「政治的解決の重要性」を確認した。

AFP, March 23, 2013、Akhbār al-Sharq, March 23, 2013、al-Ḥayāt, March 24, 2013、Kull-nā Shurakā’, March 23, 2013、al-Kurdīya News, March
23, 2013、Naharnet, March 23, 2013、Reuters, March 23, 2013、SANA, March 23,
2013、UPI, March 23, 2013、The Wall Street Journal, March 23, 2013などをもとに作成。

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