『ハヤート』(5月10日付)は、アレッポ県内各所で活動する武装集団21組織がフェイスブックを通じて声明を出し、イドリブ県のファトフ軍作戦司令室を模すかたちで、「ファトフ軍作戦司令室」を結成したと発表した。
アレッポ県のファトフ軍作戦司令室は約2万2,000人の兵力、約300の重火器を擁し、アレッポ市の完全制圧をめざすという。
アレッポ県のファトフ軍作戦司令室に参加した主な組織は、「穏健な反体制派」と目されるヌールッディーン・ザンキー運動、ムジャーヒディーン軍、第101師団、第13師団、アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動、ジハード主義武装集団のシャーム軍団、イスラーム軍、シャーム戦線など。
**
クッルナー・シュラカー(5月9日付)は、シリア南部で活動するウラマーらが、「ダルアー・クナイトラ・イスラーム統一委員会」を結成したと報じた。
AFP, May 9, 2015、AP, May 9, 2015、ARA News, May 9, 2015、Champress, May 9, 2015、al-Hayat, May 10, 2015、Iraqi News, May 9, 2015、Kull-na Shuraka’, May 9, 2015、al-Mada Press, May 9, 2015、Naharnet, May 9, 2015、NNA, May 9, 2015、Reuters, May 9, 2015、SANA, May 9, 2015、UPI, May 9, 2015などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.