自由シリア軍アレッポ県革命軍事評議会議長のザーヒル・サーキト准将は、クッルナー・シュラカー(5月20日付)のインタビューに応じ、アレッポ県革命軍事評議会が解体の危機に瀕していることを明らかにする一方、ジハード主義武装集団との共闘を認めるとともに、シリア革命反体制勢力国民連立を酷評した。
サーキト准将の主な発言は以下の通り。
「アレッポ県革命軍事評議会が円の中心に位置し、その周りにジハードを行う部隊がいる。(シリア革命反体制勢力国民連立)暫定政府に目を向ける者の多くは、シリア革命反体制勢力国民連立が背教者で、外国の支援を受けているとみなしている」。
「彼ら(アレッポ県革命軍事評議会)は、自由シリア軍参謀委員会の士官や暫定政府国防省から財政支援の約束を得た…。しかし給与が支払われないまま5ヶ月が経っている…。アレッポ県革命軍事評議会のメンバーはかつては35人いたが、今は士官1人しかいない」。
AFP, May 20, 2015、AP, May 20, 2015、ARA News, May 20, 2015、Champress, May 20, 2015、al-Hayat, May 21, 2015、Iraqi News, May 20, 2015、Kull-na Shuraka’, May 20, 2015、al-Mada Press, May 20, 2015、Naharnet, May 20, 2015、NNA, May 20, 2015、Reuters, May 20, 2015、SANA, May 20, 2015、UPI, May 20, 2015などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.