シリア領内のミサイル防空システムがトルコ軍戦闘機8機を標的として捕捉(2015年10月7日)

トルコ軍は、対シリア国境地帯を偵察飛行中のトルコ空軍のF-16戦闘機8機が、シリア領内に配備されたミサイル防空システムのレーダーによって標的として捕捉されたと発表した。

一方、アフメト・ダウトオール首相は、ロシア軍によるシリア領内での空爆に関して記者団に対し、「ダーイシュ(イスラーム国)を標的としたのは57回中たった2回で…それ以外の空爆がトルコや米国によって支援されている反体制組織に対して行われている」と主張した。

ダウトオール首相によると、この数値はトルコ軍の諜報機関のデータに基づくのだという。

ダウトオール首相はまた、「シリアの反体制派を弱体化させれば、ダーイシュを強大化させることになる…。ダーイシュに対して戦わねばならない」と付言した。

『ハヤート』(10月8日付)などが伝えた。

AFP, October 7, 2015、AP, October 7, 2015、ARA News, October 7, 2015、Champress, October 7, 2015、al-Hayat, October 8, 2015、Iraqi News, October 7, 2015、Kull-na Shuraka’, October 7, 2015、al-Mada Press, October 7, 2015、Naharnet, October 7, 2015、NNA, October 7, 2015、Reuters, October 7, 2015、SANA, October 7, 2015、UPI, October 7, 2015などをもとに作成。

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