米国防総省は「穏健な反体制派」への教練プログラムを廃止、シリア国内の反体制派への限定的武器供与に方針転換し、高性能兵器が「テロリスト」の手に渡らないよう配慮!(2015年10月9日)

『ニューヨーク・タイムズ』(10月9日付)は、バラク・オバマ米政権が、トルコ領などでの「穏健な反体制派」教練プログラムの廃止し、同プログラムのために計上された予算(5億米ドル)の残額を、今後はシリア国内ですでに活動している反体制武装集団への支援に充てることを決定した、と伝えた(http://www.nytimes.com/2015/10/10/world/middleeast/pentagon-program-islamic-state-syria.html?_r=0)。

米ホワイトハウスおよび国防総省の複数の高官によると、米国防省(米軍)は今後は、シリア国内の「有力な在地の勢力」(capable, indigenous forces)の指導者を特定し、彼らに対して武器などを配給する、という。

シリア国内の反体制武装集団への支援は、CIAがすでに行っている。

米ホワイトハウスおよび国防総省の複数の高官によると、シリア国内の反体制武装集団に供与されるのは「基本的」(basic)な兵器のみで、対戦車ロケット砲や高性能の兵器は、それらが「テロリスト」の手に渡らないように供与されない、という。

なお、新たな支援策は、数日中に開始されるという。

The New York Times, October 9, 2015をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: シリア政府の動き, 反体制勢力の動き, 国内の暴力, 諸外国の動き パーマリンク