ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、ロシア軍が過去24時間で、ダーイシュ(イスラーム国)など国際テロ組織の拠点・標的55カ所に、64回の空爆を行った、と発表した。
1日に64回という空爆の規模は、9月30日にロシア軍がシリア領内での空爆を開始していた以降最大。
コナシェンコフ報道官によると、空爆は、Su-34、Su-24M、Su-25Mによって行われ、『ハヤート』(10月11日付)によると、ロシア軍の空爆は、ダマスカス郊外県、アレッポ県、ハマー県、ラッカ県、イドリブ県、ラタキア県に及んだ。
ハマー県では、コナシェンコフ報道官によると、ロシア軍は、ダーイシュの司令拠点2カ所、教練キャンプ29カ所、防衛拠点23カ所を破壊した。
これに関して、クッルナー・シュラカー(10月10日付)は、ロシア軍が、タマーニア町を空爆し、一家6人が死亡したと伝えた。
またロシア軍高官によると、アレッポ県において、ロシア軍は、タッル・アラム村一帯を空爆し、ダーイシュの拠点1カ所を破壊したという。
一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、ラタキア県北部(クルド山一帯)を空爆した。
AFP, October 10, 2015、AP, October 10, 2015、ARA News, October 10, 2015、Champress, October 10, 2015、al-Hayat, October 10, 2015、Iraqi News, October 10, 2015、Kull-na Shuraka’, October 10, 2015、al-Mada Press, October 10, 2015、Naharnet, October 10, 2015、NNA, October 10, 2015、Reuters, October 10, 2015、SANA, October 10, 2015、UPI, October 10, 2015などをもとに作成。
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