ロシア軍はシリア各地51カ所を空爆する一方、米主導の有志連合は「安全保障地帯」を空爆し、アレッポ市が停電(2015年10月18日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、ロシア軍が過去24時間で、シリア国内のハマー県、ラタキア県、ダマスカス郊外県、アレッポ県のダーイシュ(イスラーム国)など国際テロ組織の拠点51カ所に対して、39回出撃、60回の空爆を実施したと発表した。

この空爆で、司令拠点4カ所、武器弾薬庫6カ所、砲撃拠点1カ所、地下壕2カ所、教練キャンプ32カ所、支援拠点6カ所を破壊した。

ラタキア県では、ロシア軍のSu-24戦闘機、サルマー町近郊の高地にあるダーイシュ(イスラーム国)の倉庫を破壊した。

ヒムス県では、Su-34戦闘機がタルビーサ市一帯のダーイシュ拠点(地下トンネル・ネットワーク)を空爆した。

ダマスカス郊外県では、Su-25戦闘機が東グータ地方で車輌4輌を破壊した。

ハマー県では、Su-24戦闘機が、カフルズィーター市のファトフ軍拠点を破壊した。

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SANA(10月18日付)は、シリア軍消息筋の話として、米国が主導する有志連合の戦闘機が、シリア領空を侵犯し、マーリア市、タッル・シャイール村、バーブ市一帯のインフラを空爆で破壊し、アレッポ市ほぼ全域への電力供給が遮断されたと伝えた。

有志連合が空爆を実施したのは、米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」内。

AFP, October 18, 2015、AP, October 18, 2015、ARA News, October 18, 2015、Champress, October 18, 2015、al-Hayat, October 19, 2015、Iraqi News, October 18, 2015、Kull-na Shuraka’, October 18, 2015、al-Mada Press, October 18, 2015、Naharnet, October 18, 2015、NNA, October 18, 2015、Reuters, October 18, 2015、SANA, October 18, 2015、UPI, October 18, 2015などをもとに作成。

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