トルコのエルドーアン大統領はタッル・アブヤド市での西クルディスタン移行期民政局の自治を「トルコに対する脅威」と主張(2015年10月26日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は首都アンカラで組合関係の会議に参加し、ラッカ県タッル・アブヤド市が西クルディスタン移行期民政局の「タッル・アブヤド地区」に昇格したことに関して「トルコに対する脅威」と述べ、「トルコは必要とされることを行うだろう」と断固たる姿勢を示した。

エルドアン大統領は「ダーイシュ(イスラーム国)がタッル・アブヤド市をまず制圧し、その後同地を撤退、続いて民主連合党が入ってきた。こうしたことがゲームとして行われている」と述べ、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主連合党とダーイシュが結託しているとの持論を展開、また「タッル・アブヤド市の住民の95%はアラブ人とトルクメン人で、クルド人は5%しかいない」と述べ、西クルディスタン移行期民政局の統治下にあることに難色を示した。

ARA News(10月26日付)が伝えた。

なお、これに先だって23日には、トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立の副代表でクルド人活動家のムスタファー・ウースー氏が声明を出し、「タッル・アブヤド/ギレ・スピ名士会」結成会合に伴うタッル・アブヤド市の「西クルディスタン移行期民政局タッル・アブヤド地区」への昇格に関して、「違法」だと批判した。


AFP, October 26, 2015、AP, October 26, 2015、ARA News, October 26, 2015、Champress, October 26, 2015、al-Hayat, October 27, 2015、Iraqi News, October 26, 2015、Kull-na Shuraka’, October 26, 2015、al-Mada Press, October 26, 2015、Naharnet, October 26, 2015、NNA, October 26, 2015、Reuters, October 26, 2015、SANA, October 26, 2015、UPI, October 26, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: 反体制勢力の動き, 国内の暴力, 諸外国の動き パーマリンク