2012年10月29日のシリア情勢

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

SANA, October 29, 2012

国内の動き

シリア外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長に書簡を提出、そのなかでイード・アドハーの休戦下でダマスカス郊外県ダッフ・シューク市などで発生したテロ事件への非難決議の採択を求めるとともに、シリア国内への「武装テロ集団」の流入と支援を行う諸外国への非難の意思を表明した。

国内の暴力

シリア軍・武装部隊総司令部は声明を出し、武装テロ集団が停戦違反を続けていると発表した。

同声明によると、反体制武装勢力は、ダマスカス郊外県の軍南部地区司令部、ハラスター市、ドゥーマー市、アルバイン市などの治安維持軍拠点、カタナー市、ザマルカー町、ダマスカス県カーブーン区の検問所、ヒムス県ヒムス市各所、タルビーサ市、タッルカラフ市の検問所、ハマー県ハマー市、カルアト・マディーク町の検問所、アレッポ県アレッポ市、アレッポ・アアザーズ街道、アレッポ市・アターリブ市・ハーン・アサル村街道、イドリブ県ハーリム市の検問所、ワーディー・ダイフ地点、タルニバ検問所、ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市の検問所などを襲撃・迫撃した。

**

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はAFP(10月29日付)に対して、シリア軍戦闘機が「4時間にわたって48回空爆」を行ったと述べた。

アブドゥッラフマーン代表によると、空爆は2012年7月以降で「もっとも激しい」もので、自由シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線とともに攻略を試みているイドリブ県マアッラト・ニウマーン市周辺(ワーディー・ダイフ基地)で集中的に行われた、という。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(10月29日付)によると、ジャルマーナー市ラウダ地区(住宅地区)で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、11人市民が死亡、数十人が負傷した。

また、シリア・アラブ・テレビ(10月29日付)は、ハジャル・アスワド市で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、女性や子供を含む多数が死傷した、と報じた。

**

同じくダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン地域で活動する反体制武装集団の拠点であるランクース市に、軍が3度にわたって空爆を行った。

またハラスター市、アルバイーン市、ザマルカー町などに対しても空爆が行われた。

AFP(10月29日付)は、シリア治安筋の話として、「テロリストが集結し、拠点強化を試みている」ダマスカス郊外の農園などに対して「武装テロ集団への報復」として空爆を行ったと報じた。

しかし複数の住民によると、この空爆は、軍の地上部隊の同地域への進軍が失敗したことを受けて激化した、という。

一方、SANA(10月29日付)によると、ハラスター市、アルバイン市、ザマルカー町などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の攻撃に応戦、多数の戦闘員を殺傷した。

**

アレッポ県では、SANA(10月29日付)によると、アレッポ市シャイフ・サイード地区、カッラーサ地区、ブスターン・カスル地区、ライラムーン地区、ハーン・アサル村、カフルハムラ村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の攻撃に応戦、多数の戦闘員を殺傷した。

**

ヒムス県では、SANA(10月29日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ハーリディーヤ地区、ダイル・バアルバ地区、ザアフラーナ村などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の攻撃に応戦、多数の戦闘員を殺傷した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(10月29日付)によると、ダイル・ザウル市などで軍・治安部隊が反体制武装勢力の攻撃に応戦、多数の戦闘員を殺傷した。

**

イドリブ県では、自由シリア軍とシャームの民のヌスラ戦線がマアッラト・ニウマーン市周辺(ワーディー・ダイフ基地)で攻略を継続し、軍が空爆を加えた。

また、アナトリア通信(10月29日付)などによると、対トルコ国境に位置するハーリム市で軍・治安部隊と反体制武装勢力が激しく交戦し、トルコのハタイ県(シリア領アレキサンドレッタ地方)のビシャスラン村に迫撃砲が着弾した。

反体制勢力の動き

シリア・ムスリム同胞団が運営するシリア政治戦略研究センターがイスタンブールで「シリアにおける移行期間運営、未来のためのビジョン構築」大会を開催した。

クルディーヤ・ニューズ(10月29日付)によると、大会には、シリア・クルド国民評議会、シリア・クルド国民評議会、アッシリア民主機構、ダマスカス宣言、シリア・ムスリム同胞団、シリア革命総合委員会、地元調整諸委員会、シャーム・ウラマー委員会、自由シリア軍の代表らが出席した。

クルディーヤ・ニューズ(10月29日付)によると、シリア・クルド国民評議会は、バッシャール・アミーン事務局長、アブドゥルカリーム・ウマル、ワリード・シャイフーのほか、シリア・クルド・アーザーディー党、シリア・クルド民主統一党(イェキーティー)、クルド民主諸勢力連合などの代表が出席した。

シリア・クルド・イェキーティー党のワリード・シャイフーはクルディーヤ・ニューズ(10月29日付)に対して「広範なクルド諸勢力が大会に参加し、他の勢力とともに、シリア全般、そしてとりわけクルド人民をめぐる明確なビジョン構築に向けて努力する」と述べた。

**

自由シリア軍南部地区司令官を名乗るヤースィル・アッブード大佐が『ハヤート』(10月30日付)の電話取材に応じた。

取材のなかでアッブード大佐は、ヨルダン当局と接触し、「我々(自由シリア軍)の意向を伝えるととともに、ヨルダン領内に避難民として入国する容疑者のリストを提示した」と述べた。

アッブード大佐によると、この容疑者とは、アサド政権が避難民、反体制活動家、そしてヨルダンを標的として「大規模」且つ「組織的」送り込んでいる工作員。

アッブード大佐はまた、こうした工作員の通行を阻止するため、自由シリア軍がヨルダン・シリア国境のすべての通行所を制圧する必要があると主張した。

アッブード大佐は、アサド政権が国土の30%しか「保有」しておらず、約70%は自由シリア軍が制圧していると豪語した。

一方、自由シリア軍の組織に関して、アッブード大佐は約13の軍事評議会が合同司令部を組織しており、作戦は地区ごとに展開されていることを明らかにした。

**

シリア人権監視団は、イード・アドハーにおける死者数が350人以上に達したと発表した。

**

ダマスカス郊外県ジャルマーナー市で活動するという国民民主行動諸委員会は、声明を出し、10月29日のジャルマーナー市での爆破テロに関して、「シャッビーハと体制が背後にいる」と指摘し、政権の自作自演だと断じた。

**

アクス・サイル(10月29日付)は、ダマスカス郊外県東グータ地方で、反体制武装勢力が軍の武器庫を襲撃し、カラシニコフ銃1000丁以上など大量の武器、弾薬を奪った、と報じた。

**

アクス・サイル(10月29日付)は、空軍のムハンマド・ラスラーン・ラスラーン大佐と2人の息子(マルワーン・ラスラーン少尉、アドナーン・ラスラーン大尉)がユーチューブにビデオ映像をアップし、軍からの離反と自由シリア軍への参加を宣言した。

クルド民族主義勢力の動き

シリア・クルド国民評議会アレッポ支部、アフリーン支部は声明を出し、西クルディスタン人民議会との協力活動を停止すると発表した。

協力停止の理由は、西クルディスタン人民議会が2012年7月のエルビルでの合意に反して、デモや動員を続けていること。

**

アフバール・シャルク(10月31日付)は、アレッポ県アイン・アラブ市(コーバーニー市)で、民主連合党の民兵100人以上がシリア・クルド国民評議会の参加政党の事務所を襲撃し、これらの事務所に掲揚されていた委任統治時代のシリア国旗を下ろさせた、と報じた。

襲撃されたのは、シリア・クルド・イェキーティー党、シリア・クルド進歩民主党、シリア・クルド民主党(アル・パールティー)、シリア・クルド・アーザーディー党の事務所。

国際社会の動き

国連の潘基文事務総長は、シリア情勢に関して、「当事者らが停戦の呼びかけを尊重しないことに深い失望の念を感じる」と遺憾の意を示すとともに、国連安保理、中東諸国、およびシリア国内の当事者に「停戦のための責任を果たす」よう求めた。

**

アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣とモスクワで会談した。

会談でラブロフ外務大臣は、「シリア政府との対話なくして何ももたらされない。これこそが政治的プロセスに向けた唯一の問題だ」と述べた。

AFP, October 29, 2012、Akhbār al-Sharq, October 29, 2012, October 31, 2012、’Aks al-Sayr, October 29, 2012、al-Ḥayāt, October 30, 2012、Kull-nā Shurakā’, October 29, 2012, October 30, 2012、al-Kurdīya
News, October 29, 2012、Naharnet, October 29, 2012、Reuters, October 29,
2012、SANA, October 29, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: シリア政府の動き, 反体制勢力の動き, 国内の暴力, 諸外国の動き パーマリンク