シリア軍がダマスカス郊外県、アレッポ市を地対地ミサイルなどで無差別攻撃する一方、反体制武装集団も首都ダマスカスを無差別砲撃(2015年12月13日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市、サクバー市を戦闘機による空爆や地対地ミサイルでの砲撃で攻撃を加え、子供2人を含む住民28人が死亡、数十人が負傷した。

また戦闘機(所属不明)が、ハムーリーヤ市、ジスリーン町、カフルバトナー町への空爆を行ったほか、シリア軍がダーライヤー市に「樽爆弾」40発以上を投下し、女性1人を含む5人が死亡した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾40発以上がマーリキー地区、アブー・ルンマーナ地区、アービド通り、アイン・キルシュ(旧市街)、旧タジュヒーズ高等学校、アダウィー地区、ウマウィーイーン広場、バーブ・トゥーマ(旧市街)、ガッサーニー地区、クスール地区(旧市街)、フジャー市場一帯、タキーヤ・スライマーニーヤ・モスク、ダーマールーズ・ホテル(旧メリディアン)、シャアラーン地区、ジャーヒズ公園、5月29日通りに着弾し、子供1人が死亡、多数が負傷した。

反体制武装集団の砲撃はダマスカス郊外県のダーヒヤト・アサド町、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプにも着弾したという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市バニー・ザイド地区を地対地ミサイルなどで攻撃した。

シリア軍はまた、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アラブ系・アジア系外国人戦闘員とともにハーン・トゥーマーン村でジュンド・アクサー機構、トルキスターン・イスラーム党などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

さらにシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員らは、アレッポ市ハーリディーヤ地区、バニー・ザイド地区、カルム・タッラーブ地区などでアレッポ・ファトフ軍作戦司令室と交戦した。

一方、SANA(12月13日付)によると、シリア軍がマンスーラ村、マシュラファ村、ダーラト・イッザ市で反体制武装集団拠点を空爆などで攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、アレッポ市シャイフ・ルトフィー地区、ラームーサ地区、サラーフッディーン地区、ラーシディーン地区、フィルドゥース地区、サーリヒーン地区で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ARA News(12月14日付)によると、アンサール・シャーム大隊、フルサーン・スンナ集団、シャームの獅子旅団が、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動の監督のもと、「シャームの獅子」の名で統合した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アラブ系・アジア系外国人戦闘員が、アズル山一帯、ファルナルク森一帯で、シャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月13日付)によると、シリア軍がクーズ山一帯で反体制武装集団への攻撃を続け、第1海外師団所属のナスル旅団の幹部を殺害した。

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ヒムス県では、SANA(12月13日付)によると、シリア軍がウンム・シャルシューフ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(12月13日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市、ラターミナ町、アトシャーン村、ザカート村、アブー・ウバイダ村北部農場地帯、ムーリク市およびその一帯でシャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆などで攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(12月13日付)によると、シリア軍がダルアー市ゼノビア学校南部一帯、ブスラー広場一帯、国立病院一帯、マンシヤ地区、ラジャート高原でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 13, 2015、AP, December 13, 2015、ARA News, December 13, 2015、December 14, 2015、Champress, December 13, 2015、al-Hayat, December 14, 2015、Iraqi News, December 13, 2015、Kull-na Shuraka’, December 13, 2015、al-Mada Press, December 13, 2015、Naharnet, December 13, 2015、NNA, December 13, 2015、Reuters, December 13, 2015、SANA, December 13, 2015、UPI, December 13, 2015などをもとに作成。

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