ヌスラ戦線などからなる反体制武装集団は、ロシア軍と思われる戦闘機の空爆への報復としてアレッポ市各所を無差別砲撃(2016年1月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が、アレッポ市のナイル通り、ラウダト・ティシュリーン、シーハーン交差点、マルハブ兵舎一帯、ザフラー協会地区、ハムダーニーヤ地区、サイフ・ダウラ地区、ハラブ・ジャディーダ地区、アシュラフィーヤ地区、ティシュリーン通り、スライマーニーヤ地区、サラーフッディーン地区、アアザミーヤ地区、国立公園一帯を迫撃砲で無差別砲撃した。

これに先立ち、ロシア軍と思われる戦闘機はアレッポ市カラム・トゥッラーブ地区を夜間空爆、またザフラー協会地区、ラーシディーン地区一帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団などが、ヌスラ戦線、山地の鷹旅団、ヌールッディーン・ザンキー運動、イスラーム自由旅団などと交戦した。

またハーン・トゥーマーン村一帯でもシリア軍とヌスラ戦線などとの戦闘が続いた。

一方、SANA(1月1日付)によると、シリア軍がダーラ・イッザ市、ズィルバ村、ハーン・アサル村、アレッポ市サカン・シャバービー地区、マイサル地区、ラームーサ地区、アーミリーヤ地区、サラーフッディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、バニー・ザイド地区、ライラムーン地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフルヌブーダ町を砲撃、またガーブ平原のシャトハ村一帯のシリア軍拠点、ムハルダ市、スカイラビーヤ市、サルハブ市、ジャイイド村をジハード主義武装集団が砲撃した。

また県南西部、南東部各所(ラムラ村、ジャンナーン村一帯など)で、シリア軍とシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が交戦し、ロシア軍と思われる戦闘機がトゥルール・ハムル村一帯を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がティールマアッラ村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市のハンマーム広場近く、郊外の農場地帯に迫撃砲弾複数発が着弾した。

これに対して、シリア軍はトルクメン山一帯を砲撃、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、外国人戦闘員とともに同地でシャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥマイル市のフダー幼稚園近くに迫撃砲弾1発が着弾し火災が発生した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(1月1日付)によると、同地一帯では、イスラーム軍、シャーム解放軍がダーイシュ(イスラーム国)を名乗る組織と交戦し、女性1人と子供1人の合わせて2人が死亡した。

これに先立ち、イスラーム軍はドゥマイル市の検問所で、市内のイスラーム軍本部に爆弾を仕掛けようとしていた男性1人を逮捕したと発表していたという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市近郊のダーヒヤト・アサド町に迫撃砲弾14発以上が着弾した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が撃った地対地ミサイルと思われる砲弾が東ガーリヤ市郊外の平原に着弾、またヤードゥーダ村一帯、ダーイル町でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(1月1日付)によると、シリア軍がアトマーン村一帯、ダルアー市各所で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 1, 2016、AP, January 1, 2016、ARA News, January 1, 2016、Champress, January 1, 2016、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2016、al-Hayat, January 2, 2016、Iraqi News, January 1, 2016、Kull-na Shuraka’, January 1, 2016、al-Mada Press, January 1, 2016、Naharnet, January 1, 2016、NNA, January 1, 2016、Reuters, January 1, 2016、SANA, January 1, 2016、UPI, January 1, 2016などをもとに作成。

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