ダーイシュ(イスラーム国)はダイル・ザウル市郊外ブガイリーヤ村の民間人400人を拉致・連行:シリア軍とダーイシュはダイル・ザウル市一帯で交戦する一方、ロシア軍はアレッポ県バーブ市を空爆(2016年1月17日)

シリア人権監視団は、16日にダイル・ザウル県ダイル・ザウル市内のシリア軍支配地域やブガイリーヤ村など同市北西部に侵攻したダーイシュ(イスラーム国)が、女性および子供など国防隊隊員の家族を含む民間人400人以上を拘束し、ダーイシュ支配地域に連行したと発表した。

拉致された民間人は、ブガイリーヤ村郊外の住宅地でダーイシュに拉致され、「その全員がイスラーム教スンナ派」だという。

なお、シリア人権監視団によると、ブガイリーヤ村一帯での戦闘により、民間人85人、シリア軍兵士・国防隊隊員50人の合わせて135人がダーイシュによって殺害されたという。

またダーイシュ側もブガイリーヤ村侵攻にあたって自爆攻撃を頻発させ、戦闘員42人が死亡したという。

これに関して、SANA(1月16日付)は、市民300人以上が殺害されていたと発表したが、16日時点で主要メディアは、シリア軍・国防隊隊員十数名が殺害されていたと伝えるのみだった。

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同じく、ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、同地一帯をダーイシュに占拠されたシリア軍は、同地奪還に向けて、ブガイリーヤ村でダーイシュと激しく交戦したほか、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ジュバイラ地区、ハウィーカ地区でもダーイシュと交戦した。

シリア軍はまた、ハリータ村に各所に対して砲撃を加えた。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)ハイル州(ダイル・ザウル県のこと)は声明を出し、「ヌサイリー軍」(シリア軍)との戦闘の末に、アイヤーシュ村の武器庫を制圧したと発表した。

Kull-na Shuraka', January 17, 2016

Kull-na Shuraka’, January 17, 2016

他方、ARA News(1月18日付)によると、ロシア軍戦闘機が17日早朝から18日早朝にかけて、ダイル・ザウル航空基地一帯、ユーフラテス・シャーム・ホテル一帯、ジュナイニーヤ村、フサイニーヤ町、ブガイリーヤ村一帯を複数回にわたって空爆した。

また、ARA News(1月17日付)によると、シリア軍が、ロシア軍の航空支援を受け、ブガイリーヤ村などダイル・ザウル市北西部一帯でダーイシュと交戦し、16日にダーイシュによって占拠されたユーフラテス・シャーム・ホテル、第12地点、アイヤーシュ村の武器庫、サーイカ軍事基地(武器庫)の一部を奪還した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市各所を空爆した。

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SANA(1月17日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外のヒヤール山、採石場一帯、柑橘園一帯、カルヤタイン市郊外のスード丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 17, 2016、AP, January 17, 2016、ARA News, January 17, 2016、Champress, January 17, 2016、al-Hayat, January 18, 2016、Iraqi News, January 17, 2016、Kull-na Shuraka’, January 17, 2016、January 18, 2016、al-Mada Press, January 17, 2016、Naharnet, January 17, 2016、NNA, January 17, 2016、Reuters, January 17, 2016、SANA, January 17, 2016、UPI, January 17, 2016などをもとに作成。

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