アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動は、イドリブ県サルキーン市、ハーリム市での支配をめぐる対立解消に向け、サルキーン市内の裁判所で会合を開き、和解合意に達した。
クッルナー・シュラカー(1月25日付)によると、両者は、イーマーン大隊を仲裁者として認めたうえで、同大隊に武力衝突のきっかけを作った戦闘員の身柄引き渡し、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、イーマーン大隊が設置するシャリーア委員会で裁定を行うこと、今回の衝突でのヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動による拘束者、押収・略奪品を返還することなどで合意した。
和解合意は、ヌスラ戦線のアブー・アリー・クサイル代表、シャーム自由人イスラーム運動の「アブー・ターリブ」氏、そしてイーマーン大隊のアブー・アブドゥー・サイヤーフ代表の間で交わされた。
AFP, January 25, 2016、AP, January 25, 2016、ARA News, January 25, 2016、Champress, January 25, 2016、al-Hayat, January 26, 2016、Iraqi News, January 25, 2016、Kull-na Shuraka’, January 25, 2016、al-Mada Press, January 25, 2016、Naharnet, January 25, 2016、NNA, January 25, 2016、Reuters, January 25, 2016、SANA, January 25, 2016、UPI, January 25, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.