イスラーム軍とラフマーン軍などが戦闘を続けるなか、シリア軍はダマスカス郊外県西部一帯に投降を呼びかけるビラを散布(2016年5月8日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マディーラー市、ミスラーバー市一帯でラフマーン軍、フスタート軍などからなる武装集団とイスラーム軍が戦闘を続けるなか、シリア軍ヘリコプターが県西部一帯にビラを散布し、反体制武装集団に投降を呼びかけた。

ビラには「彼らはあなたたちに武器を送り、あなたたちの家族、息子、兄弟を殺すために、あなたたちの思考を弄び、あなたたちの運命を決めようとしている。誰のために武器を手にしているのですか? なぜですか? 彼らの目的を達成するための燃料になってはいけない。あなただけが敗者になってしまう。武器を棄て、家族のもとにもどることを呼びかけます」などと書かれているという。

一方、戦闘機(所属明示せず)はバイト・ジン村一帯を空爆、またシリア軍はダイルハビーヤ村一帯、ザマルカー町一帯を砲撃した。

さらにハラスター市近郊の国際幹線道路一帯では、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

ARA News(5月8日付)によると、イスラーム軍とラフマーン軍などからなる武装集団との戦闘に乗じるかたちでシリア軍はザブディーン村内の複数カ所を制圧したという。

AFP, May 8, 2016、AP, May 8, 2016、ARA News, May 8, 2016、Champress, May 8, 2016、al-Hayat, May 9, 2016、Iraqi News, May 8, 2016、Kull-na Shuraka’, May 8, 2016、al-Mada Press, May 8, 2016、Naharnet, May 8, 2016、NNA, May 8, 2016、Reuters, May 8, 2016、SANA, May 8, 2016、UPI, May 8, 2016などをもとに作成。

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