ハマー県で、アル=カーイダ系のヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制派がシリア政府支配下の村を襲撃し、住民を誘拐(2016年5月12日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線やシャーム自由人イスラーム国からなる反体制武装集団が、シリア政府の支配下にあるザーラ村を襲撃し制圧、住民を誘拐した。

シリア人権監視団によると、ザーラ村はアラウィー派が住む村で、誘拐された住民は数十人に達するという。

またAFP(5月13日付)などによると、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる武装集団はザーラ村の襲撃で市民19人(女性、子供を含む)を射殺したという。

同監視団によると、ザーラ村ではまた、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動がシリア軍、国防隊と交戦し、シャーム自由人イスラーム運動、ヒムス軍団、アフル・スンナ大隊、アジュナード・ヒムス、ヌスラ戦線の戦闘員7人が死亡、シリア軍側も複数の兵士が死亡したという。

これに関して、SANA(5月12日付)は、反体制武装集団がザーラ村に侵入し、住民多数を殺害、女性、子供ら多数を誘拐したと伝えた。

一方、シリア軍はヒルバト・ナークース村でファトフ軍と交戦した。

AFP, May 12, 2016、May 13, 2016、AP, May 12, 2016、ARA News, May 12, 2016、Champress, May 12, 2016、al-Hayat, May 13, 2016、Iraqi News, May 12, 2016、Kull-na Shuraka’, May 12, 2016、al-Mada Press, May 12, 2016、Naharnet, May 12, 2016、NNA, May 12, 2016、Reuters, May 12, 2016、SANA, May 12, 2016、UPI, May 12, 2016などをもとに作成。

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