ダーイシュ戦闘員がヒムス県タドムル市に潜入(2016年7月11日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(7月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員約10人がタドムル市内に潜入し、シリア軍検問所に対して自爆攻撃を行うなどしてシリア軍と交戦した。

ダーイシュの戦闘員はまた、複数の民家に押し入り、住民複数人を連行したという。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がアーラーク油田一帯、タドムル市北東部穀物サイロ一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、SANA(7月11日付)によると、シリア軍がフナイフィース村、ジュッブ・ジャッラーフ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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スワイダー県では、SANA(7月11日付)によると、シリア軍がアスラハ村で、灯油を運搬していたダーイシュ(イスラーム国)の車輌を攻撃、破壊した。

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ラッカ県では、ARA News(7月11日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、アイン・イーサー市一帯での戦闘で殺害したダーイシュ(イスラーム国)の司令官(アミール)の遺体を回収した。

AFP, July 11, 2016、AP, July 11, 2016、ARA News, July 11, 2016、Champress, July 11, 2016、al-Hayat, July 12, 2016、Iraqi News, July 11, 2016、Kull-na Shuraka’, July 11, 2016、al-Mada Press, July 11, 2016、Naharnet, July 11, 2016、NNA, July 11, 2016、Reuters, July 11, 2016、SANA, July 11, 2016、UPI, July 11, 2016などをもとに作成。

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