国連訓練調査研究所(UNITAR)が運用する観測衛星応用計画(UNOSAT)のラース・ブロムレイ顧問は、9月19日にアレッポ市郊外のアウラム・クブラー町でシリア赤新月社と国連の支援チームの車列および施設が攻撃を受けた事件に関して、現場の衛星画像を分析した結果、攻撃が空爆によるものだと結論づけたと述べた。
ブロムレイ顧問は「我々は現場の被害がはっきりとわかる画像を持っている。分析の結果、我々はそれが空爆によるものだと結論づけた。私はそれ以外の複数のソースも同様の結論を述べていると思う」と述べた。
また「空爆で、通常見えるのは、目視できる規模のクレーターで…、巨大なクレーターとはほとんどの場合爆撃によるものだ」と付言した。
一方、UNOSATのアイナル・ビョルゴ代表は、ブロムレイ顧問の発言の数時間後、ロイター通信の取材に対して「おそらくそれは空爆によるものだろうが、我々は、それが空爆だと結論することはできない」と述べた。
ロイター通信(10月5日付)が伝えた。
AFP, October 5, 2016、AP, October 5, 2016、ARA News, October 5, 2016、Champress, October 5, 2016、al-Hayat, October 6, 2016、Iraqi News, October 5, 2016、Kull-na Shuraka’, October 5, 2016、al-Mada Press, October 5, 2016、Naharnet, October 5, 2016、NNA, October 5, 2016、Reuters, October 5, 2016、SANA, October 5, 2016、UPI, October 5, 2016などをもとに作成。
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