アサド大統領は、イランのホセイン・ジャーベリー・アンサーリー・アラブ・アフリカ担当外務副大臣と首都ダマスカスで会談、イランによる危機解決に向けた政治プロセスへの姿勢、シリア国内の戦況、欧米諸国のシリアに対する姿勢の変化などについて意見を交わした。
会談には、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、アドナーン・マフムード駐イラン・シリア大使、ガッサーン・アッバース外務在外居住者省アジア局長が同席した。
アンサーリー副大臣はまた、これに先立って、ワリード・ムアッリム副首相兼外務在外居住者大臣と会談し、二国間関係などについて協議した。
SANA(8月30日付)が伝えた。
『ハヤート』(8月31日付)によると、イランのホセイン・ジャーベリー・アンサーリーの訪問は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表がイランの首都テヘランでイランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣らイラン政府高官と会談した3日後に行われ、アサド大統領らとの会談では、デミストゥラ氏との会談の結果などについて意見が交わされたものと思われる。
AFP, August 30, 2017、AP, August 30, 2017、ARA News, August 30, 2017、Champress, August 30, 2017、al-Hayat, August 31, 2017、Kull-na Shuraka’, August 30, 2017、al-Mada Press, August 30, 2017、Naharnet, August 30, 2017、NNA, August 30, 2017、Reuters, August 30, 2017、SANA, August 30, 2017、UPI, August 30, 2017などをもとに作成。
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