ハマー県北東部のシャーム解放機構支配地域にダーイシュが侵攻、ラフジャーン村などを制圧(2017年10月9日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(10月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の細胞組織が、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構の支配下にある県北東部のラフジャーン村、シャークースィーヤ村、アブー・ラッファ村、トゥッファーハ村、ハスナーウィー村を襲撃し、同地を制圧した。

シリア人権監視団によると、ダーイシュの戦闘員数十人がシリア軍が敷設した地雷原を通過してラフジャーン村一帯に進攻、13カ村を制圧したという。

これに対して、シャーム解放機構はテレグラムを通じて声明を出し、「占領者であるロシア人、犯罪者である政権軍を背後に残し」、シリア政府支配地域を経由してダーイシュ(イスラーム国)が侵攻したと非難し、徹底抗戦の構えを示した。

Kull-na Shuraka’, October 9, 2017

シャーム解放機構はその後、再び声明を出し、マスルーヒーヤ村、カスル・イブン・ワルダーン村、サマーキーヤ村、トゥッファーハ村、ブユード村、アンダリーン村をダーイシュとの戦闘の末に奪還したと発表した。

AFP, October 9, 2017、ANHA, October 9, 2017、AP, October 9, 2017、ARA News, October 9, 2017、Champress, October 9, 2017、al-Hayat, October 10, 2017、Kull-na Shuraka’, October 9, 2017、al-Mada Press, October 9, 2017、Naharnet, October 9, 2017、NNA, October 9, 2017、Reuters, October 9, 2017、SANA, October 9, 2017、UPI, October 9, 2017などをもとに作成。

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