2014年2月27日のシリア情勢:国内の暴力

ダマスカス県では、パレスチナ自治政府(危機管理内閣)のアフマド・マジュダラーニー労働大臣がAFP(2月27日付)に対して、ヤルムーク区のパレスチナ難民キャンプの状況に関して「昨晩から今朝にかけて重要な二つの進展があった。すなわち、パレスチナ諸派からなる武装・非武装の部隊がキャンプに入り、キャンプ西部の治安維持のために展開した…。またキャンプ中心部につながる主要道路が開通し、緊急治療が必要な167人が搬送された」と述べた。

またマジュダラーニー労働大臣によると、UNRWAの人道支援物資がキャンプ内で配給されたという。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(2月27日付)によると、タッル・マアルーフ市で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)などからなるジハード主義武装集団が、コーラン暗誦学校、ハズナウィー家(著名なクルド人ウラマーの家系でナクシュバンディー教団)廟などを自爆攻撃などで破壊した。

ARA News(2月27日付)によると、この襲撃により、タッル・マアルーフ市はダーイシュに制圧され、ほとんどの住民が避難した。

これに関して、シリア・クルド国民評議会は声明を出し、ダーイシュによるタッル・マアルーフ市襲撃・占拠を非難した。

ARA News, February 27, 2014

ARA News, February 27, 2014

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(2月27日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)ラッカ州の司令官の一人、アブー・バクル・フラーティー氏が県東部での戦闘で負傷し、戦死した。

フラーティー氏はダーイシュ治安委員会幹部でもあった。

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ダマスカス郊外県では、『ワタン』(2月27日付)によると、カラムーン地方ヤブルード市一帯で作戦を続行する軍部隊が、「ヤブルード市に面する二つの丘を制圧したのを受け、同市およびその周辺にゆっくりと進軍するための新たな計画実行の準備」を始めた。

これに関してAFP(2月27日付)は、治安筋の話として、軍によるカラムーン地方での作戦は漸進的な成果を上げており、ヤブルード市周辺の丘陵部は軍が制圧、反体制武装集団の兵站路も、そのほとんどが軍によって制圧されるか、交戦状態にあると伝えた。

SANA(2月27日付)によると、ヤブルード市で、軍がフィラース・ファウワーズ・カースィム氏ら多数の「テロリスト」を殺害した。

カースィム氏は、車爆弾によるテロの責任者だという。

また、ヤブルード市郊外、マシュラファ市、リーマー農場、ジャブアディーン町、サルハ市、ダーライヤー市、ムライハ市郊外、アドラー市旧市街、サイドナーヤー中央刑務所東部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、SANAによると、ブカイン市、マダーヤー町で投降した反体制活動家350人と、ダーライヤーで投降した反体制活動家82人の合わせて432人が釈放された。

SANA, February 27, 2014

SANA, February 27, 2014

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ヒムス県では、タラール・バラーズィー県知事が、ヒムス市旧市街からの住民退避に伴い一時身柄拘束されていた男性のうち50人が釈放されたと発表した。

『ハヤート』(2月28日付)によると、一時身柄拘束されていた15歳から55歳の男性の数は522人で、うち431人が釈放された。

バラーズィー県知事によると、現在も身柄拘束中の91人のうち、47人が兵役逃れ、9人が軍からの脱走の容疑で聴取を受けているという。

なおヒムス市旧市街から退避した住民の数は1,400人に達するという。

一方、シリア人権監視団によると、ヒムス市アクラマ地区(アラウィー派が多い地区)で、車爆弾ないしは迫撃砲弾着弾によると思われる爆発が起こり、3人が死亡、9人が負傷した。

またヒムス市ワアル地区で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃した。

他方、SANA(2月27日付)によると、ジュッブ・ジャッラーフ村、マスウーディーヤ村、ハーリディーヤ村・ダール・カビーラ村間、ラスタン市、ハワーシュ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(2月28日付)によると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区を軍が空爆、イザーア地区では、軍とジハード主義武装集団と交戦した。

またシャイフ・ナッジャール市、アレッポ国際空港守備にあたる第80旅団基地近くで、ジハード主義武装集団が軍、国防隊、ヒズブッラーの拠点を砲撃、交戦した。

これに対し、軍は、アブティーン村の燃料配給所を空爆した。

一方、SANA(2月27日付)によると、アレッポ市アンサーリー地区、ブスターン・カスル地区、バニー・ザイド地区、カッラーサ地区、ハーン・アサル村、ファーフィーン村、フライターン市、アウラム・クブラー村、クワイリス村、アルバイド村、ジュダイダ村、アレッポ中央刑務所周辺、アイン・ジャマージマ村、シャリーア村、ジャービリーヤ村、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ナイラブ航空基地近くで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(2月27日付)によると、フール村、ハッジャ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月27日付)によると、ウカイリバート町一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(2月27日付)によると、ジスリー村、ラスーム・バルガシャ村、マタッラ村、ダルアー県旧税関地区、ヨルダン通りで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月27日付)によると、カストゥーン村、カフルターター村、マアッルブライト村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 27, 2014、AP, February 27, 2014、ARA News, February 27, 2014、Champress, February 27, 2014、al-Hayat, February 28, 2014、Iraqinews.com, February 27, 2014、Kull-na Shuraka’, February 27, 2014、Naharnet, February 27, 2014、NNA, February 27, 2014、Reuters, February 27, 2014、SANA, February 27, 2014、UPI, February 27, 2014、al-Watan, February 27, 2014などをもとに作成。

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