シリア国民連合はエルサレムをイスラエルの首都として承認したトランプ米大統領の決定を拒否(2017年12月7日)

トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ドナルド・トランプ米大統領が6日にエルサレムをイスラエルの首都として承認したことを非難した。

シリア革命反体制勢力国民連立は声明で「エルサレムはパレスチナ・アラブの土地で、イスラエルが占領する権利はない。国際法に基づくと、イスラエルは占領者とみなされ、いかなる外国勢力も同地への主権を主張できない。エルサレムはパレスチナ国家の首都であり、いかなる決定も、この歴史的・地理的事実を変更できない」と述べた。

そのうえで「トランプ大統領の決定は、混乱、暴力、不安定をもたらす」と非難、「決定を即時撤回し、パレスチナ人民の意志と権利を尊重」するよう要求した。

また、シリア革命反体制勢力国民連立に参加するシリア・ムスリム同胞団も声明を出し、トランプ大統領を批判した。

al-Durar al-Shamiya, December 7, 2017

AFP, December 7, 2017、ANHA, December 7, 2017、AP, December 7, 2017、ARA News, December 7, 2017、Champress, December 7, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2017、al-Hayat, December 8, 2017、al-Mada Press, December 7, 2017、Naharnet, December 7, 2017、NNA, December 7, 2017、Reuters, December 7, 2017、SANA, December 7, 2017、UPI, December 7, 2017などをもとに作成。

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