YPG主体のシリア民主軍の政治母体は支配地域の文民局や地元評議会を統括する行政局の設置を決定(2018年7月16日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会がラッカ県タブカ市で第3回大会を3日間の日程で開幕した。

大会には、イルハーム・アフマド共同議長、リヤード・ダッラール共同議長、評議員270人、シリア各県からの代表、エジプト、欧州からの使節団、ロジャヴァ支配地域の民政局使節団が出席した。

また「北(バクル)クルディスタン」(トルコ)からも使節団が出席を予定していたが、トルコ当局によって阻止されたという。

大会は「政治解決と民主的で分権的なシリア建設に向けて」と題され、シリア民主軍が解放した地域の自治を担う各地の民政局や地元評議会を統合し、支配地域全域を統治する「統一自治局」を設置するために活動を続けることを採択した。

また、出席者はアミーナ・ウマル氏をアフマド氏の後任の共同議長に選出した。

ダッラール氏は共同議長に再選した。

大会はこのほか、執行機関にあたる議長評議会の評議員41人(うち女性20人)も選出した。

ANHA(7月16日付)、『ハヤート』(7月17日付)が伝えた。

ANHA, July 16, 2018

AFP, July 16, 2018、ANHA, July 16, 2018、AP, July 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2018、al-Hayat, July 17, 2018、Reuters, July 16, 2018、SANA, July 16, 2018、UPI, July 16, 2018などをもとに作成。

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