イラクのスーマリーヤ・チャンネル(8月13日付)は、イラク治安筋の話として、イラク空軍が6月、シリア領内で開かれていたダーイシュ(イスラーム国)の幹部による会合場所を狙って爆撃を実施し、多くの幹部が死傷、アブー・バクル・バグダーディー指導者も負傷したと伝えた。
同チャンネルによると、バグダーディー氏は負傷によって昏睡状態となっており、任務を遂行できず、そのことが組織内に前代未聞の対立と分裂をもたらしているという。
この対立と分裂は、バグダーディー氏の後任の人選にかかわるもので、幹部の一部がチュニジア人のアブー・ウスマーン・トゥーニースィー氏を新指導者として擁立、イラク人幹部がこれに異議を唱えているという。
AFP, August 13, 2018、ANHA, August 13, 2018、AP, August 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 13, 2018、al-Hayat, August 14, 2018、Reuters, August 13, 2018、SANA, August 13, 2018、al-Sumariya Channel, August 13, 2018、UPI, August 13, 2018などをもとに作成。
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