シリア軍はダマスカス郊外県サファー丘一帯でダーイシュを追撃する一方、ダーイシュはダイル・ザウル県東部で反撃(2018年8月17日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月17日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部の砂漠地帯に隣接するサファー丘(ラフバ地区、ガーニム丘、ウンム・マルザフ地区、カブル・シャイフ・フサイン地区一帯)でダーイシュ(イスラーム国)の残党の追撃を続けた。

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スワイダー県では、『ハヤート』(8月18日付)によると、住民数十人が抗議デモを行い、ダマスカス郊外県サファー丘一帯のダーイシュ(イスラーム国)支配地域に対するシリア軍の攻撃により、7月25日に県東部でダーイシュによって拉致された人質の命が危険に曝されていると訴えた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル航空基地に近いティーム油田シリア軍、親政権民兵を攻撃、7人を殺害した。

AFP, August 17, 2018、ANHA, August 17, 2018、AP, August 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 17, 2018、al-Hayat, August 17, 2018、Reuters, August 17, 2018、SANA, August 17, 2018、UPI, August 17, 2018などをもとに作成。

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