シリア軍は反体制武装集団支配地域から避難する住民を受け入れるために開放していたアブー・ズフール通行所を再び閉鎖(2018年8月27日)

イドリブ県では、ANHA(8月27日付)によると、シリア軍が、反体制武装集団支配地域から避難する住民を受け入れるために20日から開放していたアブー・ズフール町の通行所を再び閉鎖した。

al-Durar al-Shamiya, August 27, 2018

クッルナー・シュラカー(8月27日付)によると、通行所が閉鎖されたのは25日晩。

アブー・ズフール町の通行所が開放された20日以降にシリア政府支配地域に避難した住民の数は、9,000人以上に及んだ。

また、ANHAによると、シャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるタッフ村上空を無人航空機複数機が飛来するなか、シリア軍が同地を砲撃した。

シリア人権監視団によると、シリア軍がウンム・ハラーヒール村を砲撃した。

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ダルアー県では、『ハヤート』(8月28日付)によると、治安当局がインヒル市内で強制捜査を行い、武器の密売を行っていたとの容疑で3人を拘束、連行した。

AFP, August 27, 2018、ANHA, August 27, 2018、AP, August 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2018、al-Hayat, August 28, 2018、Reuters, August 27, 2018、SANA, August 27, 2018、UPI, August 27, 2018などをもとに作成。

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