シンポジウム「生写真が語るシリアの今:人々は紛争の苦難をどう乗り越えようとしているのか?」(2018年10月6日、於東京外国語大学)

「今世紀最悪の人道危機」と呼ばれたシリア内戦も、主要な戦闘が収束し、終わりを迎えようとしています。日本で得られる情報は、欧米諸国のメディア、そしてこれらの国々の支援を受ける反体制派が発信するものが多く、政府支配地域の様子を知ることはなかなかできません。しかし、今回シリア世論調査研究センター(SOCPS、ダマスカス)の協力により、シリア国内で撮影された写真を入手することができました。
本シンポジウムは、これらの資料を解説しながら、シリアでの復興の現状や課題について明らかにしていこうと思います。等身大のシリアに寄り添うまたとない機会ですので、シリアをもっと知りたいという方、シリアのために何かしたいという方のお越しをお待ちしています。

日時
2018年10月6日(土) 14:00~17:00(13:45開場)

場所
東京外国語大学 講義棟113教室

参加費
無料

登壇者
青山弘之(東京外国語大学・教授)
髙岡豊(公益財団法人中東調査会・主席研究員)
佐藤真紀(JIM-NET事務局長)
小泉尊聖(サダーカ・アドボカシー・グループ・リーダー)

プログラム
14:00-14:05 開会挨拶(青山)
14:05-14:35 シリア情勢解説(髙岡)
14:35-16:45生写真解説(青山、髙岡、佐藤、小泉)
14:35-15:15 平穏な街
15:15-15:55 内戦の爪痕
(15:55-16:05 休憩)
16:05-16:45 復興に向けて
16:45-16:55 質疑応答
16:55-17:00 閉会挨拶(青山)

アクセス
◆JR中央線
「武蔵境」駅のりかえ
西武多摩川線「多磨」駅下車
徒歩5分
(JR新宿駅から約40分)
◆京王電鉄
「飛田給」駅北口より多磨駅行き京王バスにて約10分
「東京外国語大学前」下車

主催
科学研究費補助金(基盤研究(A))「東アラブ地域の非公的政治主体による国家機能の補完・簒奪に関する研究」(東京外国語大学)

共催
日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)
東京外国語大学シリア研究会