ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(2月6日付)を公開し、2月5日に難民1,064人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは392人(うち女性118人、子供200人)、ヨルダンから帰国したのは672人(うち女性202人、子供343人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は125,131人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者51,802人(うち女性15,668人、子ども26,337人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者73,329人(うち女性22,025人、子ども37,383人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 354,411人(うち女性106,351人、子供180,642人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。
うち東グータ地方に帰宅したのは28人(うち女性10人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は7,888人(うち女性2,700人、子供3,491人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,276,484人(うち女性385,259人、子供647,257人)となった。
ロシア国防省によると、ロシアとシリアの合同調整委員会会合がモスクワとダマスカスをテレビ会議システムで繋いで開催され、難民・国内避難民の帰還状況についての報告がなされた。
会合では、これまでに35万2000人の難民が帰国、127万6000人の国内避難民が帰村したことが報告された。
2019年に入ってからは、難民3万8000人、国内避難民7,800人が帰還しているという。
Ministry of Defence of the Russian Federation, February 6, 2019をもとに作成。
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