ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから108人、ヨルダンから761人の難民が帰国、避難民57人が帰宅(2019年3月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月14日付)を公開し、3月13日に難民869人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは108人(うち女性33人、子供55人)、ヨルダンから帰国したのは761人(うち女性240人、子供408人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は158,279人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者59,152人(うち女性17,881人、子ども30,087人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者99,127人(うち女性29,764人、子ども50,540人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 387,559人(うち女性116,303人、子供197,549人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民57人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは31人(うち女性11人、子供13人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは20人(うち女性10人、子ども6人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは6人(うち女性0人、子ども0人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は12,722人(うち女性4,383人、子供5,478人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,281,318人(うち女性386,338人、子供648,448人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 14, 2019をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.