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反体制勢力の動き
シリア人権国民機構のアンマール・カルビー代表はAFP(5月21日付)に、20日金曜日の抗議行動での犠牲者の数は44人にのぼったと述べた。
シリア政府の動き
アサド大統領は、アラブ諸国のビジネスマンからなる使節団と会談し「投資を約束された将来」があると述べた。
大統領府声明によると、アサド大統領は会談で、使節団と「シリアにおけるアラブ諸国からの投資の現状とその将来を、シリアで行われている包括的改革を踏まえて検討した」という。
SANA(5月21日付)が報じた。
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シリア・アラブ・テレビ(5月21日付)は「テロ細胞」のメンバーが「生活施設や政府機関を狙う準備をしていた」と証言する映像を放映した。
また同テレビは、拷問で死亡が伝えられていたアフマド・ビヤースィー氏のインタビューを放映した。
インタビューのなかで、ビヤースィー氏は、至って普通の生活を送ってきたと証言、自身が死亡したと報じたアラビーヤ・チャンネルや、彼の身の安全を懸念するとの声明を出したアムネスティ・インターナショナルの姿勢を批判した。
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SANA(5月21日付)によると、20日の暴動鎮圧中に武装テロ集団に殺害された軍・治安部隊兵士2人の遺体がそれぞれの故郷(ヒムス県、イドリブ県)に搬送され、両名の葬儀には数千人の住民が参列した。
国内の暴力
人権活動家の一人は、「自由の金曜日」の抗議デモで殺害された13人の埋葬に参加した会葬者への治安部隊の発砲によって、ヒムス(シリア中部)で5人が死亡、数十人が負傷したと発砲した。シリアの複数の人権活動家筋によると、これにより(金曜日以降の)犠牲者の数は44人に上った。
ダマスカス郊外県では、複数の目撃者によると、サクバー市で軍・治安部隊が体制打倒を求めるデモ参加者に実弾を発射し、多数の負傷者が出た。
活動家によると「治安部隊が同市に到着し、アサド大統領を支持するシュプレヒコールを繰り返して、大統領退任を連呼するデモ参加者に対抗した…。彼らは治安部隊に投石した」と述べ、その後、軍・治安部隊が実弾を発砲したという。
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ヒムス県では、匿名の人権活動家によると、ヒムス市で、軍・治安部隊が会葬者に発砲し、5人が死亡、数十人が負傷した。
彼らはヒムス市での金曜日の反体制デモでの弾圧で殺害された13人の葬儀に参列していたという。
葬儀には数千人が参加し、ヒムス市内の大モスクを出て、タッル・ナスル墓地に向かって行進、墓地から出てきたところを撃たれたという。
諸外国の動き
トルコのアフメット・ダウトオール外務大臣は、NTB(5月21日付)とのインタビューで「国民が望んでいる程度と規模で、深淵で広範な改革が行われれば、シリアで平和的・安定的移行プロセスが実現する機会はまだある」と述べた。
しかしダウトオール外務大臣は同時に「時間がない」とも強調、「もし具体的な改革を行うことなく、治安部隊に抗議行動を弾圧させ続けるのなら、きわめて否定的な結果がもたらされ、我々すべてを悲しませることになろう」と続けた。
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PMC(5月21日付)によると、パレスチナ帰還行進準備委員会が、5月15日に引き続き、6月5日に越境デモ行進を行うよう呼びかけた。
AFP, May 21, 2011、Akhbar al-Sharq, May 21, 2011、al-Hayat, May 22, 2011 、May 23, 2011、Kull-na Shuraka’, May 21, 2011、Naharnet, May 21, 2011、PMC, May 21, 2011、Reuters, May 21, 2011、SANA, May 21, 2011などをもとに作成。
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