ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月14日付)を公開し、4月13日に難民1,320人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは279人(うち女性84人、子供142人)、ヨルダンから帰国したのは1,041人(うち女性312人、子供531人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は189,525人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者67,232人(うち女性20,313人、子ども34,208人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者122,293人(うち女性36,714人、子ども62,358人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 418,805人(うち女性125,685人、子供213,488人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。
一方、国内避難民1,447人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは19人(うち女性8人、子供7人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは17人(うち女性4人、子供11人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは1,411人(うち女性410人、子供778人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは1,411人のうち、1,358人(うち女性396人、子供757人)は米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから退去した難民。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は19,298人(うち女性6,350人、子供8,494人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,287,894人(うち女性388,909人、子供652,260人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, April 14, 2019をもとに作成。
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