シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がアレッポ市一帯で激しく交戦する一方、イドリブ県を4機の戦闘機が爆撃(2019年4月14日)

アレッポ県では、ANHA(4月14日付)によると、スッカリー地区のサミール・アブー・フーシュ小学校脇で、反体制武装集団が残していった地雷が爆発、子供1人が死亡、2人が負傷した。

シリア軍は、この爆発への報復として、シャイフ・ナッジャール市一帯やカフルハムラ村、アレッポ市ラーシディーン地区一帯にある反体制武装集団の拠点を砲撃した。

これに対して、カフルハムラ村とマンスーラ村で活動する反体制武装集団は反撃、アレッポ市ナイル通り、ハーリディーヤ地区を砲撃した。

SANA(4月14日付)によると、この砲撃で住民11人が死亡、11人が負傷した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(4月14日付)やシリア政府を支持するアレッポ・ザフラー地区情報ネットワーク(4月14日付)によると、反体制武装集団が撃ったグラード・ロケット弾は、ハーリディーヤ地区で総合情報部の車輌に直撃し、乗っていた5人が死亡した。

このほか、ドゥラル・シャーミーヤ(4月14日付)によると、シャーム解放機構がハーン・トゥーマーン村にあるシリア軍の武器庫を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)4機が、ブサンクール村、アウラム・ジャウズ村一帯を14回にわたり爆撃した。

また、シリア軍はザルズール村、スカイク村一帯、県南東部の無人化した大隊基地一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はハーン・シャイフーン市、タマーニア町、タッル・マンス村、マアッル・シャマーリーン村を砲撃した。

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ハマー県では、SANA(4月14日付)によると、シリア軍がマンスーラ村一帯にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフルズィーター市、ラターミナ町、ザイズーン村、ズィヤーラ町、カストゥーン村一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(ラタキア県3件、ハマー県2件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を13件(イドリブ県9件、アレッポ県2件、ハマー県2件)確認した。

AFP, April 14, 2019、ANHA, April 14, 2019、AP, April 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 14, 2019、al-Hayat, April 15, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 14, 2019、Reuters, April 14, 2019、SANA, April 14, 2019、Shabaka Akbar Hayy al-Zahra’ bi-Halab, April 14, 2019、UPI, April 14, 2019などをもとに作成。

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