ダイル・ザウル県では、SANA(6月10日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、アブー・ナイタル村、ナムリーヤ村に突入し、住民に暴行を加えた。
突入は、両村の住民がシリア国旗を掲揚したことを受けたもので、住民1人が死亡、1人が負傷した。
これに関して、シリア人権監視団は、有志連合がアブー・ナイタル村での部族どうしの戦闘に介入するために、戦闘機を派遣、同地上空を旋回させたと発表した。
衝突したのは、アブー・ナイタル村のブー・ファルユー部族の民兵と、ナムリーヤ村、フライジーヤ村、シュハイル村で暮らすブー・ジャーミル部族、バキール部族(アカイダート部族)の民兵。
ブー・ジャーミル部族側が、アブー・ナイタル村の住民によってシリア民主軍の戦闘員1人が殺害されたとして、同村を砲撃したことで戦闘に発展し、ブー・ファルユー部族の子息1人が死亡、1人が負傷した。
AFP, June 10, 2019、ANHA, June 10, 2019、AP, June 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 10, 2019、al-Hayat, June 11, 2019、Reuters, June 10, 2019、SANA, June 10, 2019、SOHR, June 10, 2019、UPI, June 10, 2019などをもとに作成。
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