シリア人権監視団:シリア政府支配地で新型コロナウイルスの感染を疑われ113人が隔離(2020年3月14日)

英国を拠点とする反体制系NGOのシリア人権監視団は、シリア政府支配地内の複数の医療筋から得た情報として、ダマスカス県、タルトゥース県、ラタキア県、ヒムス県で新型コロナウイルスの感染が疑われ、隔離されている患者が113人にのぼっていると発表した。

このうち35人は検査結果が陰性だったとして退院したが、78人は依然として隔離状態だという。

シリア人権監視団はまた、ダイル・ザウル県のマヤーディーン市でも「イランの民兵」の間で新型コロナウイルスの感染の脅威が拡大しており、イラン人6人とイラク人2人が市内のザフラー病院に隔離されていると付言した。

AFP, March 14, 2020、ANHA, March 14, 2020、AP, March 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 14, 2020、Reuters, March 14, 2020、SANA, March 14, 2020、SOHR, March 14, 2020、UPI, March 14, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.