トルコ占領下のラアス・アイン市(ハサカ県)で住民が国民軍の退去を求める(2020年5月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市住民が、トルコの支援を受ける国民軍どうしの不和や戦闘に抗議し、同市からの退去を要請した。

ラアス・アイン市では4月27日に国民軍に所属する第20師団と東部自由人連合がラアス・アイン市近郊のハルウーニー村、アドワーニーヤ村一帯で激しく交戦していた。

一方、トルコ軍はアレッポ県北部で活動している国民軍の戦闘員とその家族を大型バス8台に分乗させ、ラアス・アイン市に移住させた。

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アレッポ県では、ANHA(5月6日付)によると、トルコ占領下のシャッラー村で国民軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

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ラッカ県では、ANHA(5月6日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市を砲撃した。

AFP, May 6, 2020、ANHA, May 6, 2020、AP, May 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 6, 2020、Reuters, May 6, 2020、SANA, May 6, 2020、SOHR, May 6, 2020、UPI, May 6, 2020などをもとに作成。

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