トルコと国防軍による農地への放火で住民2人死亡(2020年5月28日)

ハサカ県では、SANA(5月28日付)によると、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊の小麦・大麦畑に何者かが放火し、消火に当たっていた住民2人が死亡、1人が負傷した。

ANHA(5月28日付)によると、火災はトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍の放火によるもの。

ANHAはまた、タッル・タマル近郊のウンム・カイフ村の小麦・大麦畑で発生した火災の消火活動にあたる住民に対して、トルコ軍が発砲したと伝えた。

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アレッポ県では、ANHA(5月28日付)によると、トルコ軍がアイン・アラブ(コバネ)市西のジャールカリー村の農地(小麦・大麦畑)に発砲し、火災が発生した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、5月17日から25日までの間にトルコの支援を受ける「傭兵」(国民軍戦闘員)9人をアフリーン市、マーリア市、バーブ市近郊などで殺害したと発表した。

AFP, May 28, 2020、ANHA, May 28, 2020、AP, May 28, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2020、Reuters, May 28, 2020、SANA, May 28, 2020、SOHR, May 28, 2020、UPI, May 28, 2020などをもとに作成。

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