イスラエル軍がゴラン高原南部の境界地帯に地雷を敷設した4人組を爆撃したと発表(2020年8月3日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、ゴラン高原南部のイスラエル占領地に沿って設置されている有刺鉄線に4人組の男たちが近づき地雷を敷設、イスラエル軍がこれを攻撃する映像を公開した。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1290322858393120768

アドライ報道官は電話でのブリーフィングのなかで、4人組が「イスラエル領内にいたが、有刺鉄線の向こう側だった」としたうえで、午後11時頃にイスラエル軍特殊部隊が、ライフル銃による攻撃を受けたため、爆撃で応戦したことを明らかにした。

この交戦でのイスラエル側の死傷者はなく、4人組は全員が死亡したものと見られるという。

アドライ報道官はよると、イスラエル軍は数日前にも、境界地帯に接近する「羊飼い」の疑わしい動きを監視していたとしたうえで、「我々はこうした試みをヒズブッラーによる脅迫と結びつけることはできていない。しかし、我々は現時点でその可能性は否定しない」と付言した。

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一方、シリア軍筋は、イスラエル軍ヘリコプター複数機が午後10時40分、クナイトラ県の前線に配置されているシリア軍の拠点複数カ所に向けてミサイルを発射したと発表した。

ミサイル攻撃による被害は物的なものに限られたという。

SANA(8月3日付)と伝えた。

また、これと前後して、イフバーリーヤ・チャンネル(8月3日付)は、シリア軍が首都ダマスカス南西上空でイスラエル軍の攻撃に対して地対空ミサイルで応戦したと伝えた。

AFP, August 3, 2020、ANHA, August 3, 2020、AP, August 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 3, 2020、al-Ikhbariya, August 3, 2020、Reuters, August 3, 2020、SANA, August 3, 2020、SOHR, August 3, 2020、UPI, August 3, 2020などをもとに作成。

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