シャーム解放機構が自治を依託するシリア救国内閣はベイルート港での爆発事件を「イランとシリアの宗派主義的犯罪の結果」と主張(2020年8月5日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構によってイドリブ県の支配地域の自治を委託されているシリア救国内閣は声明を出し、8月4日にベイルート港で発生した大爆発に関して、事件が「レバノン人とシリア人が犯罪者体制と占領国イランの支配のもとで何年も苦しんできたなかでの最終章」と位置づけ、犠牲者への弔意と、負傷者の一刻も早い回復を願う想いを表明、「レバノンの傷はシリアにおける我々の傷だ。なぜなら、それは占領国イランと犯罪者体制の民兵どもの宗派主義的犯罪の結果だからだ」と主張した。

AFP, August 5, 2020、ANHA, August 5, 2020、AP, August 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2020、Reuters, August 5, 2020、SANA, August 5, 2020、SOHR, August 5, 2020、UPI, August 5, 2020などをもとに作成。

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