トルコはカタールに派遣するはずのシリア人(国民軍戦闘員)約120人を新たにリビアに派遣(2020年8月13日)

シリア人権監視団は、トルコの諜報機関(国家情報機関(MIT))がシリア人傭兵(国民軍戦闘員)約120人を新たにリビアに派遣したと発表した。

派遣されたのは、アレッポ県アフリーン郡で活動していたスライマーン・シャー師団のメンバー。

彼らは、トルコの政府機関を支援するためにカタールに向かうとの合意を交わしていたが、カタールではなくリビアに移送されたという。

これにより、トルコがリビアに派遣した国民軍戦闘員の数は17,420人(うち子供350人)、契約が終了し、帰国した戦闘員の数は6,000人となった。

一方、リビアに派遣されたジハード主義者の数は10,000人(うちチュニジア人は2,500人)。

リビアでの戦闘で死亡したシリア人戦闘員は481人(うち子供34人)。

AFP, August 13, 2020、ANHA, August 13, 2020、AP, August 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 13, 2020、Reuters, August 13, 2020、SANA, August 13, 2020、SOHR, August 13, 2020、UPI, August 13, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.